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プロが伝える。自分に合ったシャンプーの選び方の大事なポイントを教えます

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✅[2022/2/8更新]本記事は身体の代謝と血流が髪にどのような影響を与えるのか?について、西宮・芦屋エリアで髪質改善に特化した美容室NINaの押目が執筆しております。

今回はシャンプーでここは注目した方がお悩みに対してコミットしやすいですよ!という事をお話しし、どんな方にオススメかもご紹介させていただきますね。

実は、一番大事なのは洗浄成分(界面活性剤)だと思います。洗浄補助剤やコンディショニング剤などでも大きく使用感が変わったり、効能が得られたりしますが、洗浄成分が一番大事だと思います。何故ならシャンプーの一番の目的は「頭皮を清潔で健康的に保つことに他ならないからです。逆に髪を扱いやすくしたり、好きな質感に近づけたり、髪の補修を図るのはトリートメントの役割りとなるからです。ただし、頭皮へのお悩みに対して効能を求める場合はトリートメントでなくシャンプーに添加された方が勿論いいです。

是非、最後までお読みいただきご自身にあったシャンプーが見つかるキッカケとなりますように。

シャンプーで重要な主な洗浄成分の種類と特徴

まずご紹介するのが

アミノ酸系シャンプー

一般に美容室で販売されているシャンプーの殆どがアミノ酸系シャンプーなので、よく聞いたことがあるのではないでしょうか?洗浄力はマイルドなものが多く、肌への刺激も少なく髪の質感も良いです。しかし最近のバームやワックスなどは洗浄しにくい為、しっかりと最初に時間をかけてお湯で汚れを落としていただかないと残留してしまいやすいので、ご注意くださいね。

アミノ酸系シャンプーの界面活性剤は三つの成分を組み合わせた名称がついています。

三つの成分とは「脂肪酸の種類」「アミノ酸の種類」「アルカリの種類」です。

例えばシャンプー剤の成分表にココイルグリシンKと記載があったとしましょう。

ココイルは脂肪酸の種類、グリシンはアミノ酸の種類、Kはアルカリの種類を表しているんですね!

では一つずつどんな成分なのかご紹介します。

 

脂肪酸

  • ラウリン酸=ラウロイル ヤシ油に含まれる酸。保存性に優れ安価で無毒
  • ステアリン酸=ステアロイル 動植物油一般に存在。牛脂・カカオ脂に多く存在。さっぱりした質感
  • ヤシ油由来=ココイル ヤシ油から抽出した脂肪酸。殆どラウロイルと一緒だが、ヤシ油からの純度はラウロイルの方が上

ぶっちゃけ脂肪酸については、あまり気にする程の差はこうしてみると無さそうですね!

アミノ酸

 上から洗浄力の弱い(マイルド)から洗浄力の強くなる順番で

 

  1. グルタミン酸系 泡立ち△洗浄力△しっとり。ダメージヘアに◎
  2. アラニン系 泡立ち△洗浄力△さっぱり。
  3. アスパラギン酸系 泡立ち◎洗浄力○すっきり。
  4. タウリン系 泡立ち○洗浄力○さっぱり。重くならずふんわり。
  5. グリシン系 泡立ち○洗浄力◎キシキシ感。ダメージヘアに不向き
  6. サルコシン系 泡立ち◎洗浄力◎近年あまり使われてない

アルカリの種類

 

  • K(カリウム) さっぱり感
  • Na(ナトリウム)さっぱりとしっとりの間
  • TEA(トリエタノールアミン) しっとり感

とよくアミノ酸系シャンプーで使われているものを、更に細かく分類しご紹介しました。

この組み合わせで、界面活性剤の名称が表記されてますが、上記以外のアミノ酸等もありますので、その時は「あっ、アミノ酸の種類だけわからないから、そこだけ調べようかな?」といった感じで、調べてみてはいかがでしょうか?

何種類かのアミノ酸系の界面活性剤と組み合わせて使用もされてますので、その際は表記の順番が早いものの方が多く入ってますので、そちらの特徴の方に使用感や効果はよっているとお考えくださいね♩

では次にご紹介するのが

ベタイン系シャンプー

弱酸性で低刺激でありベビーシャンプーのメイン成分として使用され、一般的なシャンプーの補助成分としてもよく使われています。ベタイン系がメインだと肌にはアミノ酸系シャンプーより低刺激で優しいですが、スタイリング剤などが落としきれない事もある為、補助で刺激を抑えるための目的が多いみたいですね。肌が弱い方はベタイン系シャンプーもいいかもしれませんね。他の界面活性剤も入ってるかもしれないので、頭皮への刺激に特に敏感な方は表記で、他の洗浄成分より先にベタイン系が表記されてるシャンプーのほうがいいでしょう。

主なベタイン系の表記

  • コカミドプロピルベタイン
  • ラウラミドプロピルベタイン
  • パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン
  • ラウリルベタイン
  • ミリスタミドプロピルベタイン
  • ココアンホ酢酸Na

大体は〇〇○ベタインみたいに最後にベタインって書いてあると、そうなんだなと思っていただければ👌

石けん系

原料がとてもシンプルで化学物資が無添加の製品もあります。洗浄力が高く、頭皮や髪に付いた汚れもしっかりとれます。頭皮がベタついてる人もしっかりと洗浄しやすいですね。肌には優しいのですが弱アルカリ性の為、乾燥肌の方やアトピーの方は不向きとなる場合があり注意が必要です。逆に肌のバリア機能を利用する為に皮膚科で処方されることも。手触りはきしみを感じやすいです。

主な石けん系の表記

  • 石けん素地
  • カリ石けん素地

酸性石けん系

石けん系シャンプーと似ていて近い性質ですが、合成油が原料となっています。こちらは弱酸性となっており石けん系シャンプーよりやや低刺激。環境にも優しく洗浄力は石けん系よりおちます。

酸性石けん系の表記

  • ラウレスー4カルボン酸Na
  • ラウレスー3酢酸Na

オレフィン系

植物油からできた界面活性剤。泡立ちがよく洗浄力も高く安価な為、多くのシャンプーで使われています。洗浄力が強い為、肌への刺激は強めですがアレルギーの大きな報告などはありません。しかし皮脂をしっかりと洗浄する為、敏感肌の方や薄毛を気にされる方にはおすすめしません。無添加系のシャンプーにも入っていることが多い為、無添加といっても敏感肌の方は表記をよく見られて下さいね。

オレフィン系の表記

  • オレフィン(C14-16)スルホン酸Na

高級アルコール系シャンプー

市販品の殆どが高級アルコール系シャンプーとなります。原料は石油。泡立ちと洗浄力と殺菌力が高いです。脱脂力が強い為スタイリング剤をしっかりつけてても洗浄しやすいです。反面で頭皮に対しての影響が強く、又高い脱脂力によりガシガシになる為、殆どシリコンが合わせて配合されています。正直アトピーの方、薄毛が気になる方、頭皮トラブルが起きやすい方や赤ちゃんは出来れば避けた方が無難でしょう。

市販のノンシリコンシャンプーが流行ってすぐに落ち着いたのは、高級アルコール系シャンプーでかつ手触りを補助するシリコンがない為パサパサした手触りと脱脂力によるフケの出やすさなどが不評だったからみたいですね。

ちなみに美容室専売品のシャンプーに入ってる事もあるみたいですが、あくまで配合量が少ない為、高級アルコール系シャンプーにはならないです。

高級アルコール系シャンプーの表記

  • ラウレス硫酸ナトリウム 
  • ラウリル硫酸ナトリウム
  • ラウレス硫酸アンモニウム
  • ラウレス塩酸アンモニウム
  • ラウリル硫酸塩

実際にはシャンプーを選ぶのに抑えたいポイント

では、主なシャンプーの洗浄成分(界面活性剤)の特徴をご紹介させていただいた上で、実際にシャンプーを選ばれる際のポイントをご紹介します。

もうおわかりだと思うのですが、それは表記されている成分です。

今の薬機法(薬事法)では表示に関して、消費者が成分をちゃんと知れて安心して購入できるようルールがあります。企業はルールに必ず従って表記しないといけない為、ちゃんと表記されていると思われていいかと思います。

いってみれば、表記の上で製品でトラブルがあっても、誇大広告や優良誤認でに限りは、消費者の自己責任になるとも言えるかもしれません。なのでやはり表記されている成分をチェックされる事は、より自分の希望やお悩みにあった製品に出会いやすくなり、又期待とのズレが起こりにくくなると思いますよ。

薬機法での全成分表示のルール

1)記載の順序

  1. 全成分を配合量の多い順で記載する
  2. 配合量の多い順に記載し、配合量が1%以下は順不同に記載する
  3. 着色剤以外の成分を配合量の多い順に記載し、その後に着色剤を順不同に記載する
  4. 着色剤以外の成分を2に準じて記載した後、着色剤を順不同に記載する

2)表示しなくていい成分

  • 企業秘密部分 企業が秘密にしたいと思う成分は厚労省の許可を受ければ成分表示中、「その他」と記載できるようになってます。しかし実際はほぼほぼ許可が下りる事は稀となってるみたいです
  • キャリーオーバー成分 有効成分としてではなく使われてる成分、製品の防腐や脱色防止などの為だけに使用されてる成分

となっています。なので成分をみるとアミノ酸系のココイルメチルタウリンNaが二番目にあって、三番目もアミノ酸系だけど、四番目にラウレス硫酸アンモニウムって高級アルコール系の界面活性剤が入ってるけど、アミノ酸系が主体なんだな。とかがわかってきます♩でも実際にはこの記事を読んで下さってる方なので、洗浄成分以外も気になりますよね!しかもあんな沢山の成分を見るかというと、実際はかなり怪しいですw

実際にはシャンプーの50〜70%は水です。洗浄成分(界面活性剤)は20〜30%で、残りの10%〜20%がケラチンなどの有効成分や質感を調節するものや防腐剤や香料などです。

となると、表示順でいくと多くて20番目くらいまでが配合量の多い成分での並びとなり、それ以降は1%以下の成分となります。

なのでこの20番目までが次に大事だと思っていただければと。例えば洗浄成分の次にグリセリンとかシア脂とかが表記あれてるのか、ジメチコンなどシリコンが最初の方にくるかは確認されてもいいかと思います。

ただ1%以下はあんまり関係ないとかでは全くなく、1%以下でも効果・効能が大きく変わる成分やごく少量が組み合わさって大きな効果にもなり、製品の特徴や特色となる違いとなるので1%以下の成分はとても大事ですよ。

と今回はシャンプー選びでとても大事な洗浄成分(界面活性剤)をメインに書かせていただきました♩